杉並区H邸・過去5年間の電気使用量

前回のコラムでもSURでは竣工後の電気使用量のデータをお願いするケースがあると書きましたが、SURの省エネのトップランナーである杉並区のH邸の過去5年間の電気量のデータも出てきました。

頭の2018年のグラフでも上段が発電量で、下段が消費量ですが、創エネルギーの方が消費エネルギーより大きいのが見てよくわかりますね。

エネルギーの使い方は家の性能と、暮らし方の両方のファクターで決まってきます。この住宅は秦野の住宅と同じSURの標準仕様の「ハイブリッド断熱」ですが、秦野の住宅より数年前に出来ているので、窓の性能が少し低くUa値が約0.6です。居住人数は同じ2人で、家の広さは3割ほど広いのですが、暮らし方がきわめて省エネ志向なので、このような数字になっています。

設備はオール電化で、給湯はエコキュートでエアコンは3台ですが実質的に使用しているのは2台で、4.5KWの太陽光発電を搭載しています。この家の一番の特徴は冬に床下エアコンを殆ど使用せずに、暖房に薪ストーブを使用していることです。当初は床下エアコンを使うことをお勧めしていたのですが、床下にソーラーウォールの温風が補助的に吹き込まれている効果もあり、2016年の冬は何と「床下暖房を入れるのを忘れていた!」ということで、厳冬でない限りは床下エアコンを使用していないので年間電気使用量が3800程度です。もちろん薪ストーブがあるのは一般的ではありませんが、この家で床下エアコンを普通に使ってもおそらく年間電気使用量は4600kwh程度で、年間の平均発電量5700kwhより遥かに少ない完全ゼロエネ住宅です。

ちなみに薪も1年目以降は買うことはなく、植木屋さんや建築業者からの調達でまかなって原料費タダとのことですが、薪は作るのにかなり労力を要しますから、省エネには知恵と力が必要です。一冬でこの写真の右の縦マスの5~6倍程度の薪を消費するそうです。

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