秦野市K邸・2年間の電気使用量
暮らし方で大きく違うエネルギー使用量
SURでは竣工後2年間、電気使用量データの提供をお願いしています。
計算値と実際のデータがどの程度違うのか検証し、場合によっては
暮らし方のアドバイスをする事もあります。
エネルギー使用量は暮らし方でかなり違います。
今までの例でも計算値をかなりオーバーする例や
計算値のほとんど半分程度で、冷房暖房をほとんど使っていない
のではないか(笑)と思うほど使用量の少ない「超エコ」な家庭もあります。
標準仕様の建物性能
さて、秦野市K邸ですが、この住宅はUa値約0.5、充填断熱+付加断熱の「ハイブリッド断熱」で
一般的にはかなりな高性能ですがSURとしては標準的な断熱気密仕様です。
設備は調理のみプロパンガス使用、他はすべて電気で
暖冷房は2台のエアコン(1台は床下、もう1台は2階のリビング上部)
給湯はエコキュートというどちらもヒートポンプを使ったエコハウス標準仕様です。
ここに4.9kwの太陽光発電をのせています。
結果は余裕のゼロエネハウス
2年間ご協力頂いたデータをまとめてみました。
下の表と上のグラフがその結果です。結果は下の表とグラフのように、電気使用量だけで見れば
年間で2000kw発電量が使用量上回り、
調理のガス(年間500~600kwになる)を含めても1500kw程度
発電量が多い状態で、余裕を持ってゼロエネをクリアしています。
この住宅は計算上ではギリギリでゼロエネとなるのですが
実際はかなりそれを上回る結果を出しています。
計算には乗ってこない、様々なエコハウスの手法を積み上げた効果であるとともに
クライアントが節電を心掛けて下さった事も大きいと思います。
2年間のご協力に感謝です。