珪藻土・天然の多機能素材

珪藻土:数々の優れた機能

珪藻土は、結露・換気不足による室内汚染、それによっておこる喘息、アトピーやシックハウスなど健康問題を解決できる空気清浄作用をもった注目の自然素材の内装材です。ビニルクロス等の一般的な材料に比べれば少し高価ですが、価格差以上に素晴らしい性能をもっており、自然な質感も魅力的で様々な色や仕上パターンが可能です。

・調湿、防露性

微細孔に自重の約70%の水を瞬時に吸収することができ乾燥時には含んだんだ水分を放出します。この性質により活発に部屋の湿気の吸収、放出を行い、部屋の湿度を調整し、結露も防止します。

・脱臭、吸煙性

臭い・煙を吸着し、脱臭・空気清浄の機能をもちます。ペットやたばこの臭いが気になりません。

・防汚性

たばこのヤニで黄ばまない、コーヒー・紅茶等のシミがいつのまにか自然に消えた、キッチンまわりに施工されたものに、油汚れがみられない等の優れた防汚性が確認されています。

・断熱、保温性

多数の微細孔があり、熱伝導率も低く、断熱性と保温性を発揮します。

・不燃性

無機質なので不燃で有毒ガスを発生しません。このため、古くから七輪の原料として使われています。溶解温度は1300℃と高温なので防火性能が高く、溶解しても着火、発煙しません。

・吸音性

多孔質なので適度な吸音性があり、良い音響効果が得られます。外部に対しては遮音性もあります。

・防水性

水を吸っても透過させないため、防水機能を有しています。

珪藻土の機能の秘密

珪藻土の特徴のひとつは、無数の微細孔をもつことです。珪藻土を拡大してみると無数の大小様々な孔が規則正しく、美しい模様をつくっています。昨今、木炭の多孔質としての優れた性質が話題になっていますが、孔の数は木炭の5~6千倍にもなります。これが珪藻土にさまざまなすばらしい性能をもたらしています
また、自然に含まれる二酸化チタンの光触媒作用が有機物を分解するので優れた防汚効果を発揮します。
      

珪藻土の電子顕微鏡写真

珪藻土の電子顕微鏡写

左の写真を拡大すると・・・ 孔の中に更に孔があります。

写真を拡大すると・・・
孔の中に更に孔があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珪藻土はSUR都市建築事務所の標準仕様

SUR都市建築事務所では、室内の仕上げにはできる限り珪藻土を使用するようにしています。
予算の関係でなかなか全ての部屋に使用するのが難しい場合でも、主要なスペースには使うようにしています。
珪藻土は無垢のフローリングとともに、SUR都市建築事務所の標準仕様です。

 

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