家づくりの予算

家づくりの予算計画・エコハウスはいくらで建つ?
SURが提案している「エコハウス」はどのぐらいの予算で可能になるのでしょうか。いくら良いものだとしてもあまりにコストがかかるようでは困ります。もちろん敷地条件や規模など、条件が違えば金額も多少は違いますが、以下をご覧になれば意外に安いという事がおわかりいただけると思います。
(2021年5月現在、ウッドショックと言われる木材の高騰が起きており、建築費が全般に値上がりしています。そのような条件変動に合わせ、内容を改定しました:2021.05.18)
坪単価
SURで設計する住宅の坪単価は平均的には「95〜105万円/坪」です。これは下表の「1.建築工事費」の中の「本体工事」部分になります。設備工事、冷暖房、作り付けの家具などはすべて含んでいます。また、地中熱利用のパッシブソーラーのシステムもこの予算内で実現しています。これ以下のコストで建てる事も不可能ではありませんが、このホームページで説明しているようなエコハウスとしての十分な性能を確保する事が難しくなります。何十年にもわたって住み続ける住宅ですから基本性能はしっかりしたものにしたいと思います。なお、解体工事は古家がなければもちろん必要ありません。地盤改良工事や外構工事は敷地の状況次第でかなり変わってきます。
予算例・35坪の住宅の場合
下の表は延べ床面積35坪程度の平均的な住宅の場合のモデル例です。建物本体以外にかかる様々な費用をリストアップしてみました。ケース・バイ・ケースで違ってくる部分もありますが、一応の目安になると思います。総合計4,650万円になっています。大ざっぱには、建築にかかる「総費用は130万円/坪」程度になります。
項目 | 備考 | 金額(税込) | |||
1 | 建築工事 | 解体工事 | 古家がなければ不要 | 別途 | |
地盤改良工事 | 地盤調査の結果で判定。必要なケースは1/2程度 | 別途 | |||
本体工事 | 建築 | 作り付けの家具、収納なども含む | |||
設備 | 給排水、電気設備。キッチン、浴室含む | ||||
空調 | 冷暖房、換気設備 | ||||
外構工事 | 門、塀、ポーチなど | ||||
小計 | 3,800万円 | ||||
2 | 付帯工事 | カーテン・ブラインド | |||
造園工事 | |||||
小計 | 200万円 | ||||
3 | 設計料 | 設計監理料 | 設計および工事監理 | ||
確認申請代行 | |||||
構造設計料 | 一般の木造の場合は不要です | ||||
その他の手続き | 長期優良、性能表示、フラット35など | ||||
小計 | 450万円 | ||||
4 | 諸費用 | 敷地測量 | すでに測量図があれば不要 | ||
地盤調査 | 一般にはSS式調査が必要。費用は35,000円程度 | ||||
確認申請手数料 | 審査機関に支払う審査料 | ||||
水道局納付金 | すでに水道引き込みがあれば不要 | ||||
式典費用 | 地鎮祭、上棟式など。 必須ではありません。 | ||||
登記費用 | |||||
ローン関係費用 | ローン手数料、火災保険料など | ||||
小計 | 100万円 | ||||
5 | 予備費 | 追加工事などに対処するため | 100万円 | ||
総合計 | 4,650万円 |
*税金関係、引越費用、家具調度品および家電品の購入費は上記には含んでいません。
長期優良住宅について
現在、木造の長期優良住宅には様々な優遇措置があります。
大変有利ですので、是非利用する事をお勧めします。
補助金について
省エネ性能の優れた住宅については、現在国や地方自治体からの様々な補助金があります。
代表的なものは国からのZEH(ネットゼロエネルギー住宅)への補助金ですが、
東京都なら「東京ゼロエミ住宅」の補助金もあります。
いずれも100%受給可能なわけではありませんが、
SUR都市建築事務所の設計する住宅はすべて必要な性能は満たしており
またZEHプランナーの登録をしていますので受給に必要な条件は揃っています。
今までの例でも高い割合で補助金を受けることができています。